伐採作業における労働災害発生率は、他産業と比較しても極めて高く、国際的に見ても高い水準にあります。
また、死亡者数については、平成23年以降 は毎年40人前後で推移するほどの危険な作業であります。
死亡災害について見てみると、伐採方法が不適切であるなどチェーンソー作業に関係するものが約6割に達して
いることが厚生労働省にて発表されております。
令和元年8月の法改正により胸高直径 20cm 以上の立木を伐倒しようとするときには受け口を作ることとされました。
平成12年から28年に発生した伐木作業中の死亡事故のうち、胸高直径が判明した292件の災害について、
立木の胸高直径ごとの伐倒作業に関 する死亡災害の発生状況をみると、
胸高直径が20cm以上で死亡災害が大きく増加することから、
概ね胸高直径 20cmから死亡災害のリスクが高まっていくと考えられます。
胸高直径が20cm台の立木を伐採した際に死亡災害が発生していることも踏まえ、
それらの作業は伐採経験のある業者への依頼をご検討下さい。